医師の見積書の書き方

ほとんどの医療機関は保険診療であることから見積書の作成は行いません。しかし保険外診療となる、美容整形手術、美容皮膚科、歯列矯正、インプラント治療などでは、治療費は全額自費であるため高額となる場合が多くあります。

口頭による説明では、医師と患者双方の認識の違いから誤解が生じ、トラブルになりかねません。医師の現時点での治療計画とともに、費用については患者がわかりやすいように書き方を工夫した見積書を渡すことで、医師と患者の間の意思疎通をはかり、共通理解を得るようにしましょう。

自由診療と先進医療

治療費を全額自費で支払う、美容外科、美容皮膚科、インプラント治療、歯列矯正などのことを「自由診療」といいます。「自由診療」は、診療の内容や治療費について法的な制限はなく、医者と患者との間で個々に契約が結ばれることにより行われるもので、治療費は全て患者が支払います。
なお、混合診療は、自由診療と併せて保険診療を受けることは認められていません。よって、歯列矯正の治療と同時に虫歯の治療は行いません。一方、「先進医療」とは、保険診療と保険適用外の最新の医療技術を一緒に受けることができる医療制度で、これについては厚生労働省が認可しています。

医師の見積書が必要な医療分野

医師の見積書は特に「自由診療」の分野で必要になってきます。保険診療では診療報酬が法的に定められており、医療機関で価格を変更することができないため、見積書は必要ありません。
しかし、「自由診療」は医療機関が自由に価格を決定でき、ほとんどが高額です。患者は治療費を全額自己負担することから、治療を受けたらいくらかかるのか、治療を決定する前に知っておきたい情報です。

患者が知りたい情報をうまく伝えるよう書き方を工夫した見積書を活用しましょう。見積書が必要とされるのは、美容整形、美容皮膚科、インプラント、歯列矯正等が挙げられます。

医師の見積書の適用項目

「自由診療」では、医療費は全額患者の自己負担なので、初診料も「カウンセリング料」として自費になります。その他の適用項目として見積書に載せるべきなのは、「技法」「技術料」「装置代」「平均入院期間」などが挙げられます。

医師の見積書で盛り込むべき項目

患者の立場からすると、治療期間とかかる費用の総額が気になります。見積書で費用の概算を提示しますが、その費用は全額即日支払いか、それとも分割払いが可能か、また通院時にいくらかかるのか、さらに通院期間が延びて追加料金がかかることがあるのか、そういったことの見通しを示せるとよいでしょう。
備考欄を活用して、患者が見て治療と費用の見通しがたちやすいよう書き方を工夫することが、医師の信頼を高めることにつながります。

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マネーフォワード クラウドでの医師の見積書の書き方

マネーフォワード クラウド請求書から、医師の見積書の書き方を見てみましょう。

美容皮膚科の場合の、見積書の書き方の例

見積書_医師_美容皮膚科
備考欄を利用して、現時点での通院回数の目安を記載し、また状況によって通院回数が変わる(費用総額も変わる)可能性があることにも言及します。

矯正歯科の見積書の書き方

見積書_医師_矯正
矯正歯科の場合も、全額自費である初診料や検査料は、見積書に載せる必要があります。また、通院の度に発生する費用は、トータルの金額を見積書に載せても、都度払いの金額を併せて備考欄にその旨記載するなど、患者がわかりやすい書き方を工夫するようにします。

まとめ

「自由診療」を行う美容外科や美容皮膚科、インプラントや歯列矯正歯科の治療においては、高額の請求を患者が納得できるような書き方で見積書を作成し、提出することで、患者が安心して通院することができます。
見積書を出さない医師は、相場より不当に高い値段を提示しているのではないか、治療はしっかりやってくれるのか、など患者が不信感を抱く可能性があります。患者からの信頼を得るためにも治療計画と費用総額について、見積書を作成して患者に提示することが大事です。

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