小売業の納品書の書き方

小売業における納品書の役割や書き方について説明し、各種小売業における納品書の例を紹介します。

小売業における納品書の役割

納品書とは納品する際に手渡すもので、納品時に見積書と相違がないことを双方で確認し、相手先とのトラブルを避ける目的で作成されるものです。そのため、小売業の形態が対面販売を主流としていた時代は納品書が重要とされていませんでした。

しかし、ネット販売を含む通信販売が増加しているため、内容物の確認を取る書類として納品書が欠かせないものになっています。また、納品書を作成することで顧客の満足度を上げるといった役割もあります。そのため、今後小売業における納品書は重要な役割を果たす書類になっていくでしょう。

業種ごとに異なる納品書の書き方

業種によっては、納品書を作成する場合に注意するべき点があります。以下で、さまざまな納品書の書き方を説明します。

酒類販売業者における納品書の書き方

小売業のなかでも宅配や通信販売などが頻繁に行われるのが、酒類販売です。そのため、納品書が必要となる場面も多くあります。
酒類を通信販売する際に、知っておくべきことは以下の2点です。

1.通信販売が可能な業者と販売可能範囲

酒類を通信販売する場合には、通信販売に関する限定条件がない酒類販売業免許が必要です。しかし、酒類販売業免許に「通信販売をのぞく小売販売に限る」という条件がついている場合であっても、販売所周辺においては通信販売をすることができます。そのため、通信販売が認められていない業者であっても、 近所にチラシを配布し、電話で注文を受けるといったことが可能です。

2.納品書への記載が義務付けられている事項

通信販売を行う際の納品書には、「未成年者の飲酒は法律で禁止されている」と明記することが「酒税の保全および酒類業組合等に関する法律」で義務付けられているため、納品書を作成する際には注意が必要です。なお、納品書の書類だけではなく、インターネットで通知する際でも「未成年者の飲酒は法律で禁止されている」旨を記載する義務があります。

以下は、MF請求書で作成した小売業(酒類販売業者)の納品書です。

小売業_納品書1

食品販売小売業の納品書の書き方

食品小売業では、食品を納入する際に納品書が使われます。食品小売業の納品書を作成する際に気をつけなければいけないのは「3分の1ルール」です。「3分の1ルール」というのは、卸業から小売業への納品の際に、製造日から賞味期限までの3分の1の期間を経過しないというルールを指します。

請求書作成ソフト「MFクラウド請求書」

同様に、小売業が販売する際には、製造期限から賞味期限までの3分の2の期間を経過しないことになっており、この販売期限を超過したものは原則として廃棄されますが、一部は値引き販売されます。

例えば、1月1日に製造し賞味期限が1月31日の場合、卸業者から小売業に納品される期限は1月11日で、小売業が販売する期限は1月21日です。そのため、食品小売業においては、納品書を作成するときに販売期限を超過していないかを確認すると良いでしょう。

一方、この「3分の1ルール」による流通時点における食品の廃棄が非常に多いことから、納入期限を3分の1から2分の1に延ばす見直しが始まっています。

以下で、マネーフォワード クラウド請求書を用いた食品販売小売業の納品書を紹介します。

小売業_納品書2

顧客満足度を上げる納品書の書き方

納品書は内容物を確認するための書類ですが、使い方によってはほかの店と差別化することができます。備考欄に工夫することで顧客に安心感を与えるための納品書になるでしょう。工夫例としては、問い合わせ用の連絡先を記入したり、商品の取り扱い上の注意を記載したりすることができます。

以下に、マネーフォワード クラウド請求書で作成した納品書を紹介します。
小売業_納品書3

以上で、小売業における納品書の書き方について説明しました。ネット販売を含む通信販売の機会が増えてきているため、小売業においても納品書は欠かせない書類となります。また、酒類を通信販売する際や食品を販売する際には注意が必要になる場合があります。そのため、業種ごとに異なる納品書の書き方を確認しておきましょう。

【おすすめ】領収書・見積書・納品書業務でお困りの方へ

マネーフォワード クラウド請求書なら

  • クラウド型なので誰でもどこでも領収書・見積書・納品書を作成!
  • 見積書→納品書→請求書→領収書などの変換もカンタン
  • 会計ソフトとの自動連携で業務効率化


マネーフォワード クラウド請求書を無料で試してみる

Pocket